2011年11月16日水曜日

隠岐乃国伝統芸能祭

11月13日(日)田井交流センターを朝6時半に出発し、深野神楽こども教室生、初の海外公演に向かいました。心配していた天気も良好、日本海も浪もほとんどない状態に、みんなホット胸をなでおろしました。
 そもそも、この隠岐公演はビックリする形で話が来ました。11月13日は日曜日で、公演してもその日には日には帰れず、一泊しなければならないのですが、たまたま田井小学校は12日(土)が学習発表会で、14日(月)が振り替え休日になっていたのです。「これは行くしかないでしょう」親さんは「是非連れて行ってやってほしい」といって下さり。深野神楽の会長さん以下、協力を仰いで、隠岐公演に行くことになりました。

 
 子どもたちはと言うと「船にのれる~~~~~!!」とおおはしゃぎ。付き添いの大人のほうが船酔いの心配ばかりしていました。七類港について、フェリーが見えたとたん、その大きさに驚いた子どもたち。「でか~~~~い!!!」とあんぐり。テンション上がりまくりました。 
 出発!!!
 しっかり酔い止めも飲んで、いざ出発!!!隠岐に着くまでの2時間半は、ほとんど甲板の上ではしゃぎまくっていました。「うあ~~~すげ~~~~!!!」「あ~~~!向こうに船~~~~!!」釣をしてる人を見つけると「お~~~~~い!!」と手を振って叫んでいました。  「船長さんです!!」はいポーズ!
思わず大人もはしゃいでしまいます。しばし交流しながら楽しい船旅でした。
 


「隠岐がみえたぞ~~~~!」とまた大騒ぎ。

 あっという間に隠岐についてしまいました。

 隠岐の島教育文化振興財団の人に迎えに来ていただき、会場へ向かいました。「なんか。隠岐ってかんじしないね」「隠岐らしくない」・・・・子どもたちの「隠岐らしい」って何なんでしょうね?と思いながら、会場に入りました。

 まずは舞台の下見です。隠岐の神楽は畳を敷いて、その真ん中には木が敷いてあり、上には天蓋などが張り巡らされています。初めて見るので子どもたちも興味深々でした。

 部屋に帰ってお弁当を食べてから、客席に座ってしばし、隠岐の神楽を鑑賞しました。初めて見る隠岐の神楽、子どもたちにはどう写ったでしょうか。いい子して見ていました。
 


 いよいよ出番です。ステージに現れた子どもたちを見て、お客さんから「かわいい」とどよめきです。熱心に見ていただきました。お得意の、足名槌、手名槌と姫の別れのシーンも、とにかく会場からどよめきと拍手が起こっていました。
 終わってステージを後にする時、沢山の方に声を掛けたいただいた子どもたちです。ハイタッチまでしていました。「頑張ってね」と・・・。
  


    ステージで記念写真を撮っていただきました。終わってホッとした顔です。バスにて今晩とまるログハウスに移動します。いい顔してますよね~。舞台を終えて満足そうです。


 ログハウスが綺麗で大きくて、「お家みた~い!」「じゃあ○○ちゃんお母さんね」「二階で寝たい!!」「お風呂誰と入る~~~?」はしゃぎまくりでした


 夕食は近くの「うみさち」というレストランで美味しくいただきました。地元のおじさんに声を掛けてもらって、指笛を教えてもらっていました。
 この日はやはりお疲れで、消灯ですぐ寝れたようです。
 
 14日(月)ログハウスの前で記念写真。大人は「まだねむいなあ」今日は、島タクシーの観光バスに乗って、隠岐観光です。せっかく隠岐にきたからね。 コースは、
水若酢神社-隠岐郷土館-白島展望台-西村神社-玉若酢神社-西郷港です。 
隠岐の国一宮 水若酢神社です。


                 隠岐郷土館  


 まず隠岐の国一宮、水若酢神社にお参りしました。それから 隠岐郷土館へ行きました。 昔の民具などが展示してありました。時間がないのでささっと回るかんじでした。


                            白島展望台 

 高台から見る海は絶景でした。亀みたいな島や帆かけ島。エメラルドグリーン色に囲まれためがね島。心癒される時間でした。お世話になったガイドさんも一緒に「はい、ラブ注入!!」 その後は、今年、島根県子ども神楽交流会でもご縁のあった「西村神楽保存会」の西村神社の宮司さん宅で「さざえご飯」のお弁当をいただきました。とっても美味しかったです。お茶や柿までいただき、お庭で遊ばせてもらったり、本当にありがとうございました。  昨日の神楽が好評だったよと言っていただきとっても嬉しかったです。またご縁があったらよろしくお願いします。

  こちらは、玉若酢神社です。きちっと手水からします。「左手を洗って、右手を洗って、口をゆすいで・・・」この日は沢山神社を回って、回るたんびに手水をしたので、みんな清められた事でしょう。


神楽教室の子は、言わなくてもちゃんと作法通りに拝めます。何をお願いしたかな?
これは、玉若酢神社にある八百杉。島根県で一番大きい杉だそうです。「八百」は「いいかげん」という意味もあるそうです。例えば「八百長」。「八百屋」も数が多すぎて迷うという意味もあるとか。杉の木のパワーがもらえそうな感じでしたよ。


 いよいよフェリーで帰る時間です。港でお土産をしっかり買っていると、文化財団の館長さんが見送りに来て下さいました。

 こちらは、13年前まで深野に居たTさんが見送りに来てくださり、記念撮影。懐かしい対面でしたよ。









 見送りの文化財団のみなさんが、紙テープを用意して下さいました。テレビでは良く見るけど、実際に紙テープの見送りをしてもらったのは、誰もが始めてでした。なんかジーンとしました。テンションも最高潮です。  ゆずの「栄光への架け橋」が流れてきて、一人一人が紙テープを持つと、フェリーがゆっくり港から離れて行き「さようなら~~~~!」とみんなで手を振りました。「きれ~!」テープがなびいて、子どもたちも感性を上げました。なんか本当にジーンとしてしまいました。隠岐の島教育文化振興財団のみなさま、本当に心温まるおもてなしをありがとうございました。                     爆睡です(笑)
 船内に戻ると横になりしばし休憩・・・・みんなぐっすりでした。お疲れ様でした。きっといい夢見ていることでしょう。本当に貴重な体験をさせていただいたと思っています。子どもたちの心の中にも、きっと強く残ることでしょう。「また、夏に行きたいねえ」って。

 

 深野神楽保存会の皆様、隠岐の島教育文化振興財団の皆様、いろいろお世話いただいた皆様、本当にありがとうございました。