2012年10月25日木曜日

田井小学校防犯教室に参加しました

 10月24日(水)田井小学校防犯教室が開催され、教育振興会長さん、民生委員さん、居場所のスタッフも招待を受けて一緒に教室に参加しました。
 まずはランチルームにて、打ち合わせ会。訓練の説明を受けました。地域の協力者の皆さんは、「110番の家」の役です。


 体育館に集まって、防犯訓練です。子どもたちは講師の先生から指導を受けました。

「いかのおすし」(いかない、乗らない、大声を出す、すぐ逃げる、知らせる)は普段から指導を受けていますが、実際の場面に会うと、出来るかな。
 



 先生たちが子ども役になって、良い対応の仕方を示されました。

「きみのお父さんの友達だけど、お父さんが交通事故にあって、病院に入院したから、今すぐおじさんと一緒に行こう!!」
「え~~~~?」
ヒロシ君はつれて行かれそうになります。すかさずミキコちゃんが
「待って待って!!おじさん!どこの病院かわかりますか?」
「雲南病院」
「ヒロシ君のお父さんの名前は分かりますか?」

無理やり腕をつかんで連れて行こうとする迫真の演技。
大人でも困ってしまいます。



 「110番の家」へ逃げ込んだ二人は、覚えてることを思い出しておうちの人に話しますが・・・。

子どもたちも、地域の方も食い入るように見ています。









さあ、実際にやってみます。
体育館では低学年が行いました。二人一組で一組ずつ帰ります。帰り道の途中でお巡りさんが不審者役で登場。
手作りの車に乗って(笑)

「お菓子をあげるからおいで」
「ガソリンスタンドはどこかな?」
「これ、落としたよ」
などなど、一組ずつ違います。

子どもたちは、なかなか最初はどうしていいかわからないようでしたが、怪しいと思ったら防犯ブザーや笛を鳴らして逃げる子もいました。


 

子どもが不審者から逃げてきたとき、子どもを落ち着かせて、言いたいことを聞いてあげる。そして、チェック表を参考にしながら、不審者の特徴などを聞きます。

「怖かったね~。もう大丈夫だけんね~」
「お名前は?」
「どんな人だった?」





こちらは高学年です。

「おじさん、心臓の病気で苦しいんだ。そこのカバンから薬を取ってくれないか」

・・・苦しんでいるおじさんがそんなことを言われたら、薬を取ってあげますよね~。





心が素直で純粋な田井っこは、「いいです」「いいです」と言ってちゃんと断ることが出来ません。

「いいです」は言っては言ってはいけないそうです。OKですという意味にもとれるので「結構です」と断るほうがいいそうです。

「は~怖かった~。」
地域の人はみんないい人ですから、悪い人になど遭遇したことがない子どもたち。衝撃的だったかな。




お巡りさんからお話しでした。
「つかまれた人」「は~い!」
「初対面の人に、かならず捕まれない距離を保ちましょう」
・・・それも、衝撃的なことです。


教育振興会長さん達から、今日の感想を言われました。
低学年は、怖がらないで対応でき頑張りました。
高学年になると、廊下で逃げるところがなかったこともあったり、誘う言葉が高度だったりで、はっきり断って逃げることがなかなか出来なかったようです。
地域の方々も勉強になったようです。

児童からのお礼の言葉・・・。
「僕は、舞い上がってしまいました・・・。」(笑)

巡査さんからは「田井の子は本当に純粋で素直で明るくて、地域の人たちが大切に育てられたんだなと思います。」とのお言葉でした。

校長先生も言われましたが、ここでは純粋でもいいが、いずれは都会へ出る時がある。そんな時にはいい人ばかりではないので、犯罪に巻き込まれないようにこういう訓練は大事だと感じました。




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