2014年1月21日火曜日

笛教室生、和楽器コンサートに出演


 1月18日(土)大田市で和楽器コンサート「春を呼ぶ調べ」が開催され、深野神楽こども教室の笛教室生も演奏を発表させていただきました。
 出演のきっかけは、大田市の土江子ども神楽団と深野神楽こども教室の交流からです。
 土江子ども神楽団の子どもたちは、長久篠笛教室で笛を吹いていて、その発表会を毎年開催しておられます。
 そのご縁からお声がけしていただき、発表となりました。
 
 
 会場である大田市民会館に着くと、子どもたちはさっそく自分たちで練習していました。笛教室生が普段吹いているのは神楽笛と言って、ドレミの音階ではない笛です。覚えやすくするために、ドレミの音階に直して覚えます。神楽笛で普通の曲を吹くのは非常に難しいのですが、ファとシの音がない童謡などは吹きやすく、「紅葉」や「ふるさと」などを普段から練習していました。
 
  リハーサルです。今回吹くのは神楽笛の3曲と、「ふるさと」「もののけ姫」「涙そうそう」です。ちょっと緊張気味かな~。
 まずは神楽笛。胴、太鼓、合調子も加わります。吹きなれている神楽笛からで緊張も落ち着いたかな?2回ほど通して30分のリハーサルでした。
 それが終わると、今回のゲストの篠笛奏者「こと」さんのリハーサル。きれいな音色と指使いに見とれる子どもたちでした。
 そして、長久篠笛教室の子どもたちにまじって、今回初めて吹く篠笛で「ふるさと」と合奏します。
 篠笛は神楽笛とは指使いが違います。
 合奏が決まってから、田井小学校にあった篠笛を借りて一週間で覚えて、本番は楽譜なしでの演奏だったので、よく頑張ったなぁと思いました。

 

 
 
 
 午後6時。本番が始まりました。最初は、土江子ども神楽団の神祇太鼓。中学生が舞います。


舞はなく囃子(大太鼓と小太鼓、手拍子、笛)だけで演じる神楽の中でも珍しいもので、新調した太鼓と古い太鼓のたたき比べをする太鼓開きの時などにも演じられます。
神楽歌を唄いながら東西南北の位置で太鼓をたたきながら4名の叩き手が演じます。

続いて神楽笛です。笛教室生は後ろでスタンバイしながら、リズムを取りながら聞いていました。










笛教室生の出番です。
ちょっと緊張している様子でしたが、落ち着いて演奏できました。








その後は、長久篠笛教室の皆さんの篠笛の発表でした。一人一人のソロを小学校1年生から上手に吹いていて感心しました。笛教室生にも、いい刺激になったことでしょう。







続いては大人の篠笛や、尺八と琴の演奏がありました。













最後は篠笛奏者の「こと」さんの演奏でした。5歳の頃から広島の苅屋形神楽団で神楽笛を吹いたり、小中学校ではフルートを吹いておられます。篠笛奏者として独学でスタート。海外でも演奏しておられます。




  スタジオジブリ・高畑 勲 監督作品「かぐや姫の物語」の主題歌「いのちの記憶」を歌う二階堂和美による、11月20日発売の新作アルバム『ジブリと私とかぐや姫』でも、2曲演奏しておられますので聞いてみて下さい。




最後はいよいよ「こと」さんとの「ふるさと」の合奏です。気持ちを合わせて頑張って吹けました。7人全員で参加することが出来て本当に良かったです。



  コンサートが終わり、ステージで全員そろって記念撮影をしました。とってもいい記念となり、いい刺激になったと思います。

 







2月23日には、田井交流センタにーおいて、深野神楽こども教室発表会を開催します。土江子ども神楽団をゲストに迎えます。こうして交流させていただき、神楽の仲間が出来ている事はとってもいいことだと思います。
みなさん是非、伝統芸のを受け継いで頑張っている子どもたちの雄姿を見に来て下さい。笛教室の発表も、当日見ていただけますよ。
 

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