2012年4月27日金曜日

地域の学校支援

 26日(木)田井小学校では、学校支援ボランティアが行われていました。田井小学校では、毎月2回、学校の草取りなどのボランティアを地域の方に呼びかけてしてもらっています。ボランティアは、基本は楽しくないと続きません。出れるときに出ていただいて、子どもたちの声を聞くのも楽しみの一つのようです。昨日は、野菜を植える畑の草取りをしました。
 

 時間よりも早く地域の方が集まり始められ、「雨が降る前に取ったがいいけん」と始められました。「大草だねえ。本当は種が落ちる前にもっと早く取ったがいいよ~」地域の先生の助言です。

 子どもたちが、集まり始めました。6年生は修学旅行に出かけているため、5年生がみんなをリード。地域の方への5年生が代表であいさつをしました。「よろしくおねがいします!」
 学年に分かれて自分たちが植えるところの草取りを、地域の方と一緒にします。1年生も頑張ります。「ここんとこ、取ってあげ-けん、土を落として集めるだわ」とおばあちゃんがやさしく教えてくれます。



 先生とおばあちゃんとの会話も弾み、普段ではなかなか出来ない話まで飛び交い楽しげです。
 「いや~、子どもたちだけでは、これは1日がかりですよ。助かります」

 天気も曇りで暑くなくて、草取りには最適でした。なので、じっくりと頑張って草取りが出来ました。「みんなでやると綺麗になるねえ」「後少しだよ」


  

 みんなが集めた草を5年生がねこ車で運びます。地域の方が「ねこ車って呼び方は島根県だけのはずだよ」「え~ほんとですか?調べてみよう・・・」さあ、どうでしょう。

 1時間で大体綺麗になりました。5年生が号令をかけ、地域の方にお礼のあいさつをしました。「ありがとうございました!」「はい、頑張って出来たねえ」


 「ありがとうございました~」1年生が大きい声でごあいさつできました。嬉しそうに微笑まれる地域の方々。「学校で子どもたちに元気をもらうよ」と言っていられます。

 残りの作業を5年生でしていましたが、時間が過ぎても、地域の方々も続けてくださっていました。子どもの人数も先生の人数も減る中、こういった地域の方々の支えがあってこその学校だと思いました。

 作業が終わると、風通しのいい体育館の玄関先でお茶で喉を潤します。つつじが咲いてきて、「お花見だね」向こうの校庭で、業間の子どもたちが元気に遊んでいる姿を眺めながら楽しいお話タイムです。










サロンのようにこの時間は会話が弾み、地域の方たちの交流の場ともなっています。 1年生になった孫が、どんな様子か眺めながらお話しです。

 そして、学校で咲いたサイネリアの鉢がプレゼントされ、「まあ!綺麗だねえ」嬉しそうなおばあさん。「だんだん」

 「好きなの選んでくださいね」「まあどれにす~だら」「あんたそれにした?」「私これだよ」

 「おばあちゃん!もってあげるよ」
知っているおばあちゃんが重そうに鉢を持っているのを見て、運んであげてるやさしい女の子。
心温まる風景でした。
地域の支援で、子どもたちの心も育ちますね。



畑の周りには、タンポポがやさしくさいていました。


0 件のコメント:

コメントを投稿